仮想通貨の登録作業の決済負担を軽減
Blockchain.com は、公開仮想通貨取引の詳細をビットコインユーザーが確認できるビットコインブロックエクスプローラーとして発足しました。後に、ユーザーが仮想通貨を購入、保存、および交換できるようにデジタルウォレットと取引所を導入しました。また、同社は大手の機関投資家ビジネスも運営しており、仮想通貨空間の大規模なトレーディング企業、投資企業、および採掘企業に特注のソリューションを提供しています。2022 年 1 月時点で、 3700 万人の認定ユーザーが 8,000 万件の仮想通貨ウォレットを作成し、地球上のほぼすべての国で $1 兆を超える取引を行っています。
ユーザーを 1 億人に増やすという成長計画を掲げる Blockchain.com は、Stripe を導入して、法定通貨を仮想通貨に交換するプロセスを改善し、仮想通貨の新規投資家の登録作業を簡素化しました。
多くの仮想通貨プラットフォームの決済では、支払い成功率や信頼性の低さ、手間のかかる操作が課題であり、ユーザーの信頼を失ったり、新規ユーザーの登録を阻んだりする原因になっています。Stripe との連携を通じて、Blockchain.com はすでに支払い成功率を 20% 増やし、より多くの決済手段に対応し、不正使用を効果的に管理できるようになりました。
「消費者は、仮想通貨への関心があっても実際の取引を開始することを躊躇するため、信頼は当社にとって大きな課題です」と Blockchain.com のシニア製品マーケティングマネージャー、Justin Dorfman 氏は語ります。「負担を感じないユーザー体験は信頼を構築するうえで欠かせないため、法定通貨を仮想通貨に交換するプロセスをできるだけシンプルにすることに集中しました。これを実現する際、Stripe が大きく貢献してくれました」
Stripe によって仮想通貨の採用が増加
Blockchain.com では Stripe Payments を一度導入しただけで、法定通貨での預金を簡素化し、カード決済を安全に受け付けられるようになりました。さらに、近いうちに Apple Pay と Google Pay からも初めて決済を受け付ける予定です。Blockchain.com の新しい決済フローは、Stripe Elements と Stripe の UI ビルディングブロック・スイーツを使用して構築されたため、最小限のエンジニアリングリソースを投入し、わずか 4 週間で安全かつブランド設定された決済操作を実現することができました。同社は、Stripe の機械学習モデルを使用して不正使用ユーザーと正当な顧客を区別するために、Stripe Radar も使用しています。このモデルでは、数百万件のビジネスから収集したデータとシグナルを使用して決済の受け付けを最適化しています。
「Stripe は、コンバージョン率に優れているだけでなく、常に革新を続けるエンジニアリングファーストの企業であることを知って、我々のチームは本当に感動しました」と Blockchain.com の決済製品マネージャーである Jim Wang 氏は話します。「Stripe は、成熟した API と優れたドキュメント、そしてテスト用の堅牢なサンドボックス環境を提供してくれます。さらに、Stripe のワールドクラスの導入スペシャリストがサポートしてくれたおかげで、極めてスムーズに導入が完了しました」
すぐれた決済プラットフォームで仮想通貨のグローバルな成長を後押し
Stripe とのパートナーシップでは、まずはアメリカやイギリスなどの既存市場で Blockchain.com の成長を拡大させていきますが、新しいユーザーを増やす機会の多くは、中南米などの新市場への参入によってもたらされるでしょう。このためには、全世界の投資家が、現地の希望の決済手段を使用して、ウォレットと取引所に登録できるようにする必要があります。Stripe と提携する以前であれば、Blockchain.com は、追加しようとする決済手段ごとにリソース集約型の組み込みを新規に構築する必要があったでしょう。Stripe と導入した今では、ボタンをクリックするくらいの簡単な操作で新しい決済手段を追加することができます。
「 Stripe は、現地、特にアメリカでの市場拡大に貢献してくれると期待しています」と Wang 氏は締めくくりました。「しかし、Stripe は、アメリカやその他の国でも様々な決済手段に対応しており、その点で他社とは一線を画しています」