課題
1944 年にデンマークで設立された Bodum は、1978 年からスイスで事業を展開する、3 世代に渡る家族経営企業です。「無駄を作らず、おいしさを作る」をモットーに、同社はビジネスのあらゆる側面で持続可能性を高めながら、主要な収益源としてオンライン販売を拡大することに注力しています。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、オンラインでの注文が全世界で増加し、自宅で高品質のコーヒーを入れたいという人々が増えたことから、Bodum の E-コマースの売上は増加しました。しかし、決済プロセスは多くの顧客にとって面倒なものであり、特に顧客が希望する決済手段を利用できない場合、顧客の不満が高まることを認識していました。E-コマースマネージャーの Peter Bodum 氏は次のように述べています。「オンラインは簡単だと思われがちですが、決済は多くの顧客にとって非常にデリケートな問題なのです」
顧客の大半がモバイルデバイスから注文しているため、Bodum はデスクトップとモバイルの両方でシームレスなオンライン顧客体験を構築することを検討していました。
解決策
Bodum は Stripe のプレミアムサポートチームと連携し、決済プロセスの監査と最適化を行いました。Stripe Connector for Adobe Commerce を利用している同社は、Stripe Elements の使用を選択し、あらかじめ組み込まれたコンバージョンの最適化を活用しながら、独自のカスタマイズされた決済フローを構築しました。また、Stripe Elements を使用することで、追加の導入作業を行わずに、従来のクレジットカードに加え、現地の決済手段を有効化することにも成功しました。
これは、迅速かつスムーズな決済フローを実現する上で非常に重要なことです。「モバイル決済は新しい決済手段ですが、決済に失敗する確率は非常に高いです。モバイルサイトで何かを購入中に別の通知を受けた場合、その購入を失うリスクは高くなります。現地の決済手段への対応は、顧客が購入をなるべく早く済ませるために非常に重要です」と Bodum 氏は語ります。
結果
Bodum は、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、アジアの 23 カ国でオンラインビジネスを拡大するために、決済手段を現地に対応させました。Stripe Elements の実装には当初 1 か月もかかりませんでした。Bodum は現在、利用可能になった新しい決済手段をダッシュボードから直接有効化することができます。追加のエンジニアリング作業は不要です。
Stripeとの提携により、Bodum のコンバージョン率は向上し、開発者のリソースは最小限に抑えられ、新しい市場に参入する際の柔軟性と効率が高まりました。Bodum 氏は次のように述べています。「他の決済代行プラットフォームはシステムやインターフェイスの更新に時間がかかりますが、Stripe は当社の負担や決済の問題を軽減し、大きなメリットを与えてくれました」
小売業はオンラインへ移行し続けていますが、このような動きに迅速に対応する必要があります。弊社は Stripe を利用することで、非常に柔軟な対応が可能になりました。