課題
カシカは、テレビ放送事業者などが取り扱う膨大なデータを分かりやすく可視化して企業の意思決定を促進・支援する目的で、奥健太郎氏が 5 年前に設立した会社です。カシカの自社サービスのひとつであるカタチスペースは、一般消費者がプロ向けの 3D テクノロジーをもっと簡単に利用できるようにするために作られたものです。例えば、カタチスペースでは、消費者が商品を購入する前にスマートフォンを使って実寸サイズの AR で商品を試し置きすることで、それぞれの生活スペースで購入後の生活を可視化できます。
日本で足掛かりを築いたカシカは、自社事業の、特にカタチスペースサービスの海外展開を視野に入れています。国内の決済処理については、日本で好まれている請求書払いに頼ってきましたが、請求書の処理を国際事業で実行するのはとても難しいことを理解しており、また、グローバルな市場に進出するには、多数の言語と通貨をサポートする必要があることも実感していました。
そのため、柔軟性と拡張性に優れ、海外展開という同社の目標をサポートする決済システムが必要でした。これに加え、小規模なチームであることから、導入しやすくて使いやすい決済プラットフォームを求めていました。
ソリューション
コンサルティング会社のコールド・フュージョンはカシカに Stripe を提案しました。Stripe は導入が容易で、利用料金が安く、多数の言語と通貨をサポートできるからです。 さらにコールド・フュージョンは Stripe のパートナーとしてシステム構築と導入の過程で必要なサポートを提供し、2 週間足らずでカシカがカタチスペースのシステムに Stripe を導入することを可能にしました。
結果
カタチスペースは、大企業から個人利用者までさまざまなタイプの顧客にサービスを提供していますが、多くの日本人顧客は請求書かクレジットカードによる支払いを好んでいます。Stripe はあらゆる規模と頻度の多数の支払い方法を扱えるので、現在では、顧客がいくつかの支払い方法の中から選ぶことができるようになっています。支払い方法における顧客の希望には Stripe が対応するため、カシカが特段の労力を割く必要はありません。また、Stripe での決済はすべて自動的にカシカの会計システムにリンクするため、カシカのバックエンド処理がシンプルになって合理化されました。
カタチスペースの決済を効率よく Stripe にアウトソースしたので、カシカは新製品や改良品を作ってビジネスを成長させること、顧客のニーズにもっと寄り添うこと、グローバルに展開して新しいユーザーにリーチすること、といった本業に専念することができています。カタチスペースを最適化してより良いサービスにするため、カシカは現在、より統一感のある顧客体験をもたらすブランディングを念頭に置いたカスタマイズや支払い方法の追加など、Stripe のすべての機能を活用しようとしているところです。
他のさまざまな決済サービスを検討しましたが、Stripe が一番手間がかからず、導入コストを一番抑えてスピーディーに実装できそうだなと判断しました。決済に関しては Stripe にお任せして、我々は自社のサービスに集中できることが一番のメリットだと思います。
パートナーについて
独自のゲームエンジン技術と AWS を融合するコールド・フュージョンには、複数のプラットフォームでクリエイティブなオリジナルのタイトルをリリースしてきた実績があります。完全にサーバーレスな決済処理のために Stripe を利用することに重点を置いた開発コンサルティング / サービスも提供しています。
Stripe はスケーラビリティに優れ、個人としても使えますし、ビジネスでたくさんの顧客を持ち、大量のボリュームがあったとしても対応できます。そこは Stripe の優秀なところだと思っています。ドキュメンテーションやソースコードなど、Stripe からの支援も万全です。Stripe のイノベーションは既に素晴らしいので、今後もその革新的な路線を貫いてくれると最高です。