課題
2019 年に、Lightspeed は小売店が店舗とオンラインの両方でクレジットカードとデビットカードを簡単に受け付けられるようになる Lightspeed Payments の提供を開始しました。決済サービスを強化するために、従来の決済代行業者とミドルウェアを統合した登録支払いファシリテーターとして運営していました。
従来の支払いファシリテーターモデルでよく起こる課題に直面した Lightspeed は、シームレスな顧客体験と革新的なソリューションを提供し続けられるように、加盟店に最高の信頼性を提供できる決済パートナーを探すことにしました。
必要としていたのは、オムニチャネル決済、一元化された顧客ビュー、顧客向けの支払いの効率化をすべて実現し、継続的なイノベーションと成長の機会をもたらしてくれる信頼性の高いエンタープライズグレードの決済ソリューションでした。
解決策
2020 年 1 月に、Lightspeed はアメリカ、カナダ、そしてゆくゆくは全世界に事業を拡大するのに合わせて拡張できる最新の支払いファシリテーターソリューションを実現するために、 Lightspeed Payments から Stripe Connect に切り替えました。
Stripe のソリューションでは、Lightspeed のようなプラットフォームがオムニチャネル加盟店向けの体験をカスタマイズして設計できます。こうした柔軟性があるため、Lightspeed は複雑な資金移動の管理、価格と手数料の設定、財務レポートの統合をし、POS 決済、サブスクリプション、Capital などの新サービスを顧客に提供できるようになりました。
Stripe の充実した開発者向けリソースのおかげで、Lightspeed は 3 カ月足らずで本番運用を開始できました。
結果
決済をコアソリューションに組み込むことで Lightspeed の売上が増加
Stripe と提携したことで、Lightspeed は加盟店に POS ソフトウェアとバックオフィス業務のワンストップサービスを提供することに加えて、決済ソリューションも提供しています。
「顧客はビジネスのすべての要素を管理するために必要なもの一切を 1 社でまとめて提供してくれるパートナーと提携したがっています」(Lightspeed の創業者兼 CEO の Dax Dasilva 氏)
製品スイートの他の機能と一緒に Lightspeed Payments を提供することで、加盟店が信頼する総合的なソリューションを提供できるようになりました。提供開始以来、Lightspeed の顧客導入率は好調で、売上が増加しています。
Stripe をイノベーションの跳躍台に
Stripe を基盤としてビジネスを構築したことによって、Lightspeed は決済ソフトウェアと金融サービスを小売店向けにカスタマイズして販売し、差別化された顧客体験を作り出しています。
「Stripe はイノベーションの成果を何倍にもしてくれる乗算器のようです。当社が市場に投入している製品ですでにすばらしい成果を出しています。互いにさらに創造力を発揮することで、その成果がもっと膨らむことでしょう」と Dasilva 氏は言います。
現在、Lightspeed は Stripe Billing と Stripe Terminal を組み込んでオムニチャネル決済を提供し、Stripe Capital を組み込んで Lightspeed Capital という形で小売店に掛け払い金を提供しています。そのどれもが顧客に新しい価値をもたらしています。