課題
アラブ首長国連邦に拠点を置く Mamo は、個人と中小企業が支払いを受け取れるようにサポートしています。同地域の銀行は特に家族や友人間での資金の共有や送金が困難なため、Mamo はデジタル決済をより簡単に行えるようにするための方法を提供することにしました。ウェブアプリの人気が高まるなか、信頼と安全性を重視するパートナーが必須でした。
ソリューション
Mamo の目に留まったのが、シンプルかつスムーズなユーザー登録が評判の Stripe でした。Stripe を使用して Mamo ウォレットとアプリを構築した結果、利用者は携帯電話番号を使用するだけで、友人や家族との間で資金の送金、受け取り、リクエストをスピーディーかつ安全に行えるようになりました。 アプリによる公共料金の支払いも可能になりました。
同社の創業者であり、最高顧客体験責任者でもある Asim Janjua 氏は次のように述べています。「Stripe 製品は、Mamo の API の自動化に最適であり、実装の際には Stripe ドキュメントが非常に役立ちました」
さらに、Mamo は Mamo Pay for Business も立ち上げました。このサービスにより、中小企業は購入者から支払いを収集するための独自のリンクを簡単に作成することができ、支払いはビジネスの銀行口座に自動的に送金されます。Stripe の消し込み API を使用すれば、Mamo は加盟店への入金を簡単に管理できるため、消し込みに費やす時間が 75% 、サポートチケットに費やすエンジニアリング時間が 30% 減少しました。
結果
Stripe の導入以降、Mamo の支払いコンバージョンは 5% 増加し、プラットフォームの稼働時間は 98% から 99.999% に向上しました。
また、Stripe Radar の使用により、不正使用に伴う不審請求の申請率は 1% から 0.2%に減少しました。社内でリスクしきい値を設定することで、利用者の快適な操作性を維持しながら質の高いデータを得られるようになった結果、低いリスクで新規ユーザーを登録できるようになりました。
Stripe API の自動化によって効率が向上したことで、消し込みにかかる時間が 75%、サポートチケットに費やすエンジニアリング時間が 30% 減少しました。また、Stripe ダッシュボードの使用により、Mamo のサポートチームは問題解決を確認しやすくなり、製品チームとエンジニアチームの仕事が軽減されました。
Mamo は湾岸協力者会議および中東、北アフリカ地域の他国にも進出して、Google Pay や Apple Pay と連携する独自の Mamo カードを導入し、新規市場での多様性と汎用性を高めていく計画です。
Stripe が提供する製品の信頼性は類まれなほど高く、同社のすぐれた技術力は他の決済ソリューションを大きく引き離しています。