課題
Nextech は 11,000 以上の専門業者と4,000 の診療所をサポートしています。COVID-19 以降、患者と医療従事者の関わり方に変化が生じたことから、Nextech はオフィスとオンラインの両方で決済を提供する安全な場所を作る必要がありました。Stripe のような決済プラットフォームと提携することで、Nextech は患者の決済サービスを向上させるだけでなく、PCI 準拠の維持に悩まされることなく、決済を通じて新たな収入源を拡大できるソリューションを構築できました。
解決策
Nextech は Nextech Payments の立ち上げにあたり、Stripe を選択しました。Custom Connect、Payments、Terminal、Elements、Radar を導入して、あらゆるデバイスや診療管理ソリューションで様々な決済手段に対応できる、安全で使いやすい組み込み決済ソリューションを構築しました。Custom Connect の 柔軟な API を使用することで、製品セットの構築と、ユーザー体験の全面的な管理が可能になりました。
結果
Stripe の導入により、Nextech はオンラインとオフラインのどちらにも対応した最適な決済ソリューションスイートを立ち上げることができました。Nextech Payments は Stripe のプラットフォームを基盤に構築されるため、今後も Stripe の製品ポートフォリオを利用して新製品を導入し、収益化の機会を増やしていく予定です。
同社の決済部門のジェネラルマネージャー Chuck Danner は「Stripe は容易に導入できるようになっているため、弊社は定期的に新機能を市場に投入し、ロードマップの中で需要の高い項目を優先することができます」と語っています。
レポート作成と照合の合理化
Nextech が初めて Stripe の決済ソリューションのベータ版を導入したときから、本格的な導入作業を進める一方で、Stripe ダッシュボードから顧客のデータを収集し、レポートを作成することができました。Stripe Connect モデルは柔軟性があり、機能をすぐに利用できるため、他のパートナーと比較してわずかな時間でサービスを立ち上げることができました。自社のソリューションを複数の Stripe アカウント全体で連携させたことで、決済金額を月額手数料や中核となる決済処理ビジネスと容易に区別できるようになりました。Stripe に移行してからは、会計と照合のプロセスが大幅に合理化されました。
組み込まれたセキュリティと不正使用の防止機能を活用
患者の決済データの保護は非常に重要なため、Stripe の主要なセキュリティ機能を活用して、カード会員データの流出を防いでいます。そのセキュリティ機能とは、Stripe Terminal デバイスによる暗号化、Stripe Elements による PCI 準拠、PAN 番号を安全に保管するためのトークン化の 3 つです。Stripe の製品に備わっているこれらのセキュリティ機能を組み合わせることで、Nextech はカードデータを処理する必要がなくなり、カード保有者のデータ保護や PCI 準拠の維持に関する負担を軽減することができます。
さらに、Nextech は Radar の機械学習と高度な不正防止ツールを使用して、疑わしい支払いを把握できます。また、Radar はチャージバックコストの削減と全体的なオーソリ率の増加にも貢献しています。継続支払い (サブスクリプションやメンバーシップなど) を選択する顧客が増え続ける限り、同社は不正防止への投資を継続することでしょう。
「我々が業界内の他のセグメントに進出する際には、当社の診療所と患者のために、Radar や Stripe が提供する他の不正防止ツールをより有効に活用できるようにしたいと考えています」と Danner 氏は述べています。
Stripe を利用して、Nextech 傘下に複数のプラットフォームを構築できたことを嬉しく思います。マルチプラットフォームの機能により、決済の種類ごとに一意的に処理することができ、当社の成長に合わせて、必要に応じて柔軟にビジネスを構築することができます。これは、ポートフォリオを全面的に管理するという当社の長期的な目標に合致するものです。