Stripe、Accor の主要グローバル決済パートナーに
サンフランシスコおよびダブリン — 企業向けの金融インフラストラクチャプラットフォームである Stripe は本日、世界最大級のホスピタリティ企業、Accor の主要グローバル決済パートナーとなることを発表しました。Accor は世界 110 か国以上、5,600 の拠点に 40 以上のホテルブランドを展開しています。
Accor には、スパサービスやレストラン、さらにはユニークな体験など、客室以外にもさまざまなサービスを提供する包括的な E コマースプラットフォームを確立したいという強い思いがあります。同社は予約プロセスを効率化するために決済を一元化したいと考えており、社内的には、ゲストが選択した商品やサービスに応じて資金を再配分する必要がありました。
Accor はこれまで、各種のプロバイダーが提供する複数の決済ゲートウェイを利用していました。今では Stripe を活用し、オンライン予約のために、すべてのホスピタリティ施設に単一の集中型システムを導入しています。同社はすでに、E コマースチャンネルのプリペイド予約の決済ステップで、以前のシステムに比べて購入完了率が大幅に向上しています。その結果、ホテルレベルでの売上高が顕著に増加しています。
「このパートナーシップにより、ホテルとゲスト双方の決済体験に変革がもたらされ、新しい決済手段を大規模に導入できるようになりました」。こう話すのは、Accor のプロダクト管理担当シニアバイスプレジデントである Jean Noël Lau Keng Lun 氏です。「これにより、購入完了率が向上し、新たなビジネスチャンスも生まれます」
「ホテルの部屋を予約したことのある人なら誰でも、決済が思うようにいかないときにフラストレーションを経験したことがあると思います」。こう述べるのは、Stripe の最高収益責任者である Eileen O’Mara です。「Accor の戦略では、ゲストが決済体験の中心に据えられています。私たちは、ホテルと利用者双方に利益をもたらすこの戦略の一翼を担えることを誇りに思います」