2023 ブラックフライデー・サイバーマンデー 結果速報: Stripe 上で世界中の企業が 186 億ドル以上を決済
- 今年一番のショッピング繁忙期に Stripe の API は信頼の稼働率 99.999% を維持
- 世界中の 30,000 以上の Stripe ユーザーが、1 日の売上で過去最高を記録
- BFCM 期間中、500 万件の Stripe Billing サブスクリプションを創出
- 急速に世界的な現象となった BFCM、今年は米国外で数十億ドルが消費される
インターネット向け経済インフラのプラットフォームを構築する Stripe は、2023 年 11 月 24 日(金) のブラックフライデーから 27 日 (月) のサイバーマンデー (略: BFCM) にかけて、3 億件以上の決済を処理し、186 億ドル (約 2.7 兆円) の支払総額を記録しました。この 4 日間の取引高は Stripe 史上最大となります。Stripe の公開マイクロサイトでは、Stripe API の稼働時間など多数の BFCM 指標をリアルタイムで追跡しており、この活発な取引が行われている期間中、Stripe API は 99.999% を超える信頼性を維持し、ピーク時のリクエスト数は毎秒 27,395 件という結果になりました。
ブラックフライデーという言葉は、1960 年代に米国フィラデルフィアのクリスマス商戦開始時の混雑と交通渋滞を表すために作られており、クリスマスシーズンの始まりに繁華街で人出が急増し、物理的なインフラが物量の増加に苦戦する様を表現しています。しかし、インターネットの出現でブラックフライデーの状況は一変しました。現在では、感謝祭後の週末に行われる買い物の約半分は、オンラインで行われています。2005 年以降、この期間はブラックフライデーとサイバーマンデー (BFCM) と呼ばれるようになりましたが、人々の買い物の仕方が変わったとはいえ、年末年始の散財行動は対象が物理的な道路からオンライン決済に移行したものの、依然としてインフラを試していると言えます。
今年の BFCM では、Stripe はピーク時に 1 分あたり 93,304 件の決済を処理する一方、このような大規模稼働による負荷の下で、Stripe API は 99.999% を超える稼働率を維持しました。これは、10 万件の決済のうち、処理しきれなかったのは 1 件以下だったことを意味します。この信頼性の高さにより、Amazon、Shopify、Lightspeed、Squarespace などの大企業は、1 年で最もショッピングが活発な時期に収益の可能性を最大化することができます。
Shopify のエンジニアリング担当副社長である Farhan Thawar 氏は次のように述べています。
「BFCM は、Shopify の加盟店にとって 1 年で最も忙しい時期ですが、Stripe の業界をリードする稼働率とパフォーマンスにより、何百万もの取引が成功しました」
米国発祥の BFCM ですが、この期間の支出はもはや世界的なものとなっています。期間中、Stripe はポンド、ユーロ、カナダドル、豪ドルでそれぞれ 10 億以上の取引を処理し、185 ヵ国で購入を促進しました。通貨を超えた購買経路のトップは、「カナダの加盟店から購入するアメリカ人」と、「ユーロ圏の加盟店から購入するイギリス人」消費者だったことが分かっています。
英国に本社を置き、世界最大級のアウトドア用品を販売する Mountain Warehouse のチーフ・デジタル・オフィサー、エドワード・ホワットモア氏は以下のように述べています。
「ブラックフライデーは、私たちにとって本当にストレスが多く、プレッシャーのかかる期間です。そのため、稼働率の高い安定したプラットフォームを持つことが鍵となります。幸いにも、Stripe に切り替えて、すべての決済をこのプラットフォーム経由で処理することができました。Stripe があれば、信頼性について心配する必要はありません。プラットフォームが 99.999% の稼働率を実現しているので安心です」
フランスの大手通販ブランドである La Redoute の CIO 、ジャン・セドリック・コスタ氏も次のように述べています。
「毎年、BFCM は私たちが事業を展開するすべての国で常に購買が急増することから、e コマースのプロフェッショナルである我々にとっては、必ず参加しなければならないイベントです。Stripe のような信頼できる決済パートナーを持つことは、このような大量の決済を管理する上で重要であり、私たちは Stripe のエンタープライズ向けサポートに非常に満足しています」
Stripe の BFCM 取引量は、過去 10 年間で 300 倍以上に増加しました。Stripe の BFCM マイクロサイトでは、今年の記録的な取引量を、Stripe の各種製品のパフォーマンス指標とともにリアルタイムで追跡しました。
BFCM期間中の合計:
- Stripe Billing で 540 万件のサブスクリプションが作成され、サブスク事業を展開する Stripe ユーザーに継続的な収益をもたらしました。
- 250,000 件以上の Stripe Climate への寄付が行われ、大気中の炭素除去に貢献しました。
- ワンクリックで決済ができる Stripe の Link を利用することで、チェックアウトにかかる時間が 53 万分以上 (ほぼ 1 年分) 節約されました。
- Stripe Radar により 1,670 万件の不正取引が防止されました。
Stripe の最高技術責任者 (CTO) である David Singleton は、次のように述べています。
「消費者需要の急増に対応するため、Stripe では信頼性を継続的に向上させることに注力しています。ブラックフライデーのようなピークの日は、今後 Stripe の平均的な 1 日がどのような動きを見せるかを垣間見ることができる、Stripe にとって重要なテストケースです。そのため、Stripe ではすでに、ユーザーが現在よりもはるかに大量の取引に対応できるようにするためのインフラを構築しています。」