Stripe、更なる成長を目指す企業の財務管理の DX 化支援に向け収益と財務処理を自動化する製品スイートを拡充

  • バックオフィスの非効率な業務を解消し、収益拡大を促進するため、Stripe Billing および Stripe Tax を大幅にアップグレード
  • Billing の新機能で支払いの失敗や顧客離れを低減。新しく提供を開始する Tax API は、Stripe の使用有無に関わらず、取引の税計算の自動化が可能に
  • OpenAI (米) や Atlassian (豪)、Electrolux (新)、日本経済新聞社 (日) を含む 25 万以上の企業が Stripe の収益・財務ツールを使用し、収益の獲得、確保、レポート作成、そして成長を実現。Stripeの自動収益回収機能により、2022 年に利用した企業は 38億ドル の追加収益を獲得

サンフランシスコおよびダブリン発表 ー この度、企業向け経済インフラプラットフォームを構築する Stripe は、収益と財務に関する事務処理の自動化を実現する製品スイートの拡充と、企業のキャッシュフローのライフサイクル全体に対する新たなソリューションの提供を発表しました。課金、税務、収益認識、そしてデータサービスを1 つの最新財務管理ソリューションとして連携させることで、 Stripe の収益・財務処理を自動化する製品スイートは、従来の財務ツールの非効率性を排除し、企業の収益の拡大を支援します。

この度の拡充では、 Stripe BillingStripe Taxの大幅なアップグレードと、Revenue Reportingの提供開始により、Stripe はバックオフィス業務に決済と同じユーザーファーストなアプローチを導入することを目指しています。また、本製品スイートの実現により財務担当者はより少ない時間でより多くの仕事をこなすことができ、自社事業にとって最も重要な分野に集中することができるようになりました。

財務部門責任者が直面する課題

インターネットは、生産性の向上に大きく貢献しているものの、その恩恵は偏っています。請求書作成、税務、四半期報告などの一般的な財務処理は、依然として非効率的で手動のまま行われており、一般的に 10 以上のソフトウェアツールを跨いで使用されています。結果として、最新の Stripe の調査では、財務責任者の 3 分の 1 が「少なくとも四半期に 1 回は会計エラーが原因で会計帳簿を確認し直す必要がある」と回答しており、半数が月に少なくとも 10 時間、手動で不一致を修正しているということが分かりました。

本製品スイートは、洗練された収益管理ツールを装備することで、財務責任者の負担を軽減します。支払い、請求、税金、報告、照合など、キャッシュフローのライフサイクル全体にわたって実践されてきた、手作業による事務処理を自動化し、精度を向上させることができます。

OpenAIのような急成長している企業は、複数のソフトウェアプロバイダーのサービスを統合する必要がなく、Stripe を通して一貫してサービスを使用することが可能です。初めに決済やサブスクリプションで Stripe を使用し、企業が成長するにつれて、見積もりや間接税の請求などの作業をサポートする、他の収益や財務を自動化する製品へと簡単に切り替えることができます。The Atlantic のような老舗企業も、これらの製品を使用し、バックオフィス業務を合理化しています。

Stripe の収益・財務自動化部門責任者である Vivek Sharma は、次のように述べています。

「長年にわたり、当社のユーザー企業はより効率的な財務業務の実行を支援し、日々のフラストレーションを軽減することを Stripe に求めてきました。Stripe は、毎月頭痛薬を送ることはできませんが、頭痛の種を取り除くことに注力してきました。Stripe の収益・財務処理を自動化する本製品スイートは、先進的な財務部門にとって、スムーズでワンストップショップとなるよう設計されています。」

収益と財務の自動化へ総合的なアプローチ

本製品スイートには、顧客と収益を獲得するための Stripe BillingStripe Invoicing、消費税徴収と収益報告のための Stripe TaxRevenue Recognition、そしてこの度拡充された Revenue Reporting 、更にデータ分析のための Stripe Data PipelineStripe Sigma があります。

これらの製品は、業界を牽引する Stripe の決済インフラを使用し、ユーザー企業の収益を拡大します。Stripe Billing の自動収益回復機能は、支払いの失敗を減らすことで収益を高め、2022 年には Stripe のユーザー企業が 38 億ドルの追加収益を獲得する後押しをしました。Billing は、SlackAtlassianDeliverooFigma など、数十万を超える企業で導入されています。

OpenAI の製品およびパートナーシップ担当バイス プレジデントであるピーター・ウェリンダー (Peter Welinder) 氏は、次のように述べています。「 OpenAI の主力製品を収益化するために Stripe と協力できることをとても嬉しく思います。決済以外にも、Stripe は定期課金や税務コンプライアンス、財務業務の自動化など、あらゆる面で私たちを助けてくれています。」

今回の拡充に含まれているアップデートは以下の通りです。

  • マルチプロセッサーをサポートする Stripe Tax API: Stripe 以外での決済を含むあらゆる取引の税金の管理(40 カ国以上で使用可能)
  • ノーコードの収益回復および維持の自動化: 請求書の延滞を知らせる通知やサブスクリプションのキャンセル確認のメールの自動送信など、キャッシュフローを改善し、収益を拡大するためのカスタマイズされたトリガーやアクションの作成
  • 全てのユーザーに利用が可能になった Stripe Dashboard: サブスクリプションスケジュールの設定、様々な試用期間や価格設定期間を持つ複雑な体系のモデル化、その後の変更も自動化
  • 新しい Salesforce CPQ コネクター: Salesforce 内から直接 Stripe を利用した新しいサブスクリプションを作成
  • 自動照合 (消し込み) 機能: 記録システムの注文レベルデータと Stripe の取引および銀行預金を比較し、現金回収の明確な可視化やアカウントバランスの確保
  • 新しい Revenue Reporting (収益報告) ツール (ベータ版): 月次経常収益、アクティビティ別の顧客増減、製品別の収益など、主要な財務指標の把握。また、現金会計の企業向けに自動会計明細の提供