Stripe、新たな資金調達ラウンドで国際的な拡大と製品開発を加速

サンフランシスコ — 本日、決済インフラストラクチャー企業の Stripe は2 億 4,500 万ドルの新たな資金調達ランドを発表しました。これにより、同社の時価総額は 200 億ドルに達しました。
Stripe はこの資本を利用して、以下の主要領域で業務を拡大します。

  • 国際的な展開を迅速に拡大し、世界全域でエンジニアリング関連の人材を増やす
  • 決済と資金のグローバルネットワークの能力を高め、企業が世界のどこでもプログラムを利用して資金を迅速かつ確実に移動できるようにする
  • 大企業が Stripe プラットフォームへの移行を進める中、業務とエンタープライズ機能を引き続き拡張する

グローバル展開の拡大

現在、オンラインの取引はグローバルコマースの約 3% ですが、オンラインの取引は経済全体の 2 倍の速度で成長しています。現代の企業は、オンラインコマースのグローバル化に新出する膨大な機会に恵まれています。今後 3 年以内に東南アジアインドだけで 5 億人以上がオンラインに移行します。

現在、Stripe は 25 カ国で稼働しています。しかし、世界中でその地に応じたな購入体験を実現するために、分散型グローバルエンジニアリングチームを構築しています。サンフランシスコ、シアトル、ダブリンにある既存のエンジニアリングハブに加え、Stripe は本日、シンガポールの新しいグローバルエンジニアリングハブを構えること発表しました。

「弊社では、進歩の可能性を信じています。グローバル決済インフラストラクチャーが改善すれば、経済生産の増加、起業の促進、スタートアップによる既存企業との競争の支援を実現できます。Stripe をより多くの市場にもたらし、あらゆる規模の企業に対する弊社の能力を拡張することで、世界中のイノベーションを加速させていきます」 (Patrick Collison、Stripe の CEO 兼共同創業者)

組み込みのソフトウェアとサービス面の強化

これまで、オンライン決済では、ゲートウェイプロバイダー、クレジットカード処理業者、加盟店アクワイアラ、世界中の市場ごとに異なる現地特有の決済手段とウォレットなどさまざまなものが関与してきました。

Stripe は、資金をプログラムを使用して移動するために、以下のような新たな統合型テクノロジーを構築しています。

  • 高度な決済機能: 代替決済手段、ACH および口座引き落とし、デジタルウォレットのサポート、主要カードネットワークとの直接の連携の維持、地域銀行ネットワークへの接続、マーケットプレースまたはプラットフォームでのサードパーティーの売り手に対するデビットカードによる Instant Payouts の提供などです。
  • 収益管理: ユーザーは、支払い拒否率の最小化や現地通貨での取引など、売上の収入が増加するように資金を移動できます。
  • グローバル運営: 言語、規制当局、FX、国際的な決済に関する障壁を取り除いて、場所を問わずビジネスをサポートします。

この基盤に基づいて、Stripe は、企業の設立やクレジットカードの発行など、オンライン企業が直面する多様な問題の解決に向けて進みます。全体として、Stripe はこの約 1 年間に 3,200 以上の新しいバージョンのコア API を導入しました。

「Stripe は創業間もない頃から、導入の容易性とイノベーションのペースで差別化しようとしてきました。この 1 年の間、Stripe は Stripe Issuing、Stripe Terminal、Radar for Teams などの新製品を投入して機能を拡大してきました。これにより、スタートアップも大企業も同様に利用できる統合型決済プラットフォームになりました」 (Jordan McKee 氏、451 Research リサーチディレクター)

現在、Stripe は世界中の数百万社の企業をサポートしています。最近の新しいお客様として、Google、Mindbody、Spotify、Uber が挙げられます。大企業がデジタルトランスフォーメーションのイニシアチブで自社の変革を急速に進めようとしており、急成長するテクノロジー企業が自力で大企業になっていく中、Stripe は、大手顧客にさらに目を向け始めています。Stripe は最近、サードパーティーのアプリおよびサービス向けのパートナープログラムをリリースしました。また、Stripe 初のプレミアムサポートサービスを近々展開する予定です。

Tiger Global Management が DST Global と長年の投資会社である Sequoia とともにラウンドを主導しました。Stripe への他の既存の投資会社としては、Andreessen Horowitz、Kleiner Perkins、Khosla Ventures、General Catalyst、Thrive Capital が挙げられます。