Stripe が Stripe Corporate Card の提供を開始、45 カ国で入金が可能に

  • Stripe Corporate Card は、インターネットビジネスにおけるビジネス支出を簡単に管理できる Visa クレジットカードです。
  • Stripe Sessions で本日発表: Connect を使用するアメリカのプラットフォームは、45 カ国の受取人に現地通貨で、現地の銀行ネットワークを介して入金を行えるようになりました。

サンフランシスコ — Stripe は本日、通常のユーザー会議、Sessions を開催します。開発者、創立者、業界リーダーなど、1,000 人以上が参加するセッションでは、ユーザーからフィードバックを収集したり、Stripe の新情報を共有したりします。

Stripe は先週、Stripe Capital の提供を開始しましたが、これに続き、Stripe Corporate Card の提供も開始します。これを使用することで、さらに数十カ国への入金が可能になり、インターネットビジネスの運営、収益の向上、グローバル拡大が容易になります。

Stripe Corporate Card の導入でビジネスの支出を簡素化し、インターネットビジネスの成長を促進

ビジネス上の支出を管理するための既存のソリューションは、現代のインターネットビジネスには適していません。それらのソリューションには、長い申し込みプロセスが必要で、実装に時間がかかり、企業が管理するサービスや組み込みが増えます。Stripe Corporate Card なら、Stripe を利用しているビジネスはすぐに申し込めます。登録から、オンラインで使用できるカードを受け取るまでほんの数分です。さらに、ユーザーはカードに関する詳細を把握して、カードをスマートに管理できます。詳細は以下の通りです。

  • カード作成プロセスはシンプルで迅速 — 企業は各社のロゴを Stripe ダッシュボードに直接アップロードでき、仮想カードなら即時、物理カードなら数日以内に受け取ることができます。
  • 動的な支出管理を標準装備 — 支出制限 (人当たり、1 日当たり、カテゴリー当たりなど) や、特定カテゴリーの購入のブロックを簡単に設定できます。
  • リアルタイムの経費レポート — 経費関連のバックログを防止し、経費をリアルタイムで照合します。たとえば、カード保有者は購入後、購入を確認するテキストを受信し、Stripe ダッシュボードで直ちに購入を確認できます。
  • 動的な特典 — ビジネスは各月、上位 2 つの支出カテゴリーで 2% のキャッシュバックを受け取ります。
  • 関連手数料なし — Stripe Corporate Card は無料 — 従業員数に関係なく、年会費も、外国取引手数料も、遅延手数料も、カード再発行手数料も一切かかりません。
  • 財務ソフトウェアとの連携 — Stripe Corporate Card を使用するビジネスは、Quickbooks や Expensify などの既存のツールと簡単に連携できます。

Stripe はインフラを拡張し、プラットフォームが数クリックでグローバルに展開し、より速く、より遠くへ送金できるよう支援

今日の経済成長の主な原動力は、「買い手」と「売り手」をつなぐビジネスである、プラットフォームとマーケットプレイスです。しかし、プラットフォームをグローバルに展開するには大きな課題が伴います。たとえば、さまざまな国と言語での難解なアカウント登録要件との格闘、現地の銀行ネットワークへの接続、複雑な国際的マネーロンダリング防止規制や本人確認規制に準拠した新しい売り手の確認などです。

Stripe は決済と資金のグローバルネットワークに投資し、小売業者と消費者、ドライバーと乗客、寄付者とオープンソース開発者などを結び付けたいと考える意欲的なグローバルプラットフォームやマーケットプレイスのために、この難題を解決する手助けをしてきました。本日から、アメリカのビジネスとプラットフォームは 45 カ国の受取人に現地通貨で、現地の銀行ネットワークを通じて入金できるようになりました。すなわち、Stripe を採用したプラットフォームは、タイ、ポーランド、インドネシアなどのユーザーに、追加のエンジニアリング作業なしで送金できるようになります。

Stripe は Connect、Billing、Terminal 製品に機能を追加し、中欧および東欧でサービスの提供を開始

セッションでは他にも一連の製品も発表し、以下のような、継続的なグローバル展開を明らかにしました。

  • Instant Payouts — アメリカの企業は、数分以内に売上を受け取れるようになりました。
  • Connect Express — Stripe が全面的にホストする売り手のオンラインアカウント登録フォームであり、入金インフラは 28 の新しい市場に展開されます。これによりプラットフォームは、国際的な売り手のために、地域に合わせたアカウント登録フローを簡単に追加できます。
  • Terminal — カナダに所在するビジネスは、Stripe の対面支払い用の製品を使用できるようになりました。
  • Billing — Stripe のサブスクリプションビジネス向け製品の収益認識ベータを公開し、財務チームの GAAP レポートと照会を支援します。
  • 中欧と東欧への拡大 — Stripe は本日、エストニア、ギリシャ、ラトビア、リトアニア、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スロベニアへのサービス提供を開始しました。この地域のインターネット企業がビジネスを立ち上げて、成長させ、グローバルに拡大して、世界中のどこからでも売上を受け取れるよう支援します。

本日のイベントからの基調演説は、こちらをご覧ください。