2018 年後半に創業したオーストラリアのモバイルオーダーサービスである Mr Yum は、2019 年 3 月に Stripe Payments と Stripe Connect を導入しました。それ以来、同社はオーストラリアとニュージーランドで数百社のサービス企業やエンターテインメント企業が利用するプラットフォームに成長し、1,000 万以上のユーザーにサービスを提供しています。

Stripe の導入で方向転換

ロックダウンにより営業停止を余儀なくされたパブやレストランは、制限解除に備えて新たな営業形態に対応するため、迅速に行動する必要がありました。そのため、食事や飲み物を注文するための非接触型ソリューションを提供する Mr Yum のようなサービスプロバイダに注目が集まりました。

オーストラリアのサービス業界が新型コロナウイルスの影響に対処するためにデジタル化する中、Stripe を導入した Mr Yum はシームレスに規模を拡大し、その流れの先リードすることができました。

かつてないほどの成長

2020 年 3 月以降、オーダーサービスを利用する店舗の数は 950% 増加しました。モバイルサイトのトラフィックは 1,000 万人を超え、2021 年 1 月の Mr Yum のユーザー数は前年同期比較で 1166% 増加しました。

Stripe により、取引量の大幅な増加に対応できる円滑で安定した決済インフラの導入が実現しました。 Mr Yum は Stripe Connect を起用したことで、従業員や卸売業者への支払いと地域経済の活性化のために滞りのないキャッシュフローが欠かせない状況において、サービス業の店舗に対して翌日払いができるようになりました。

同様に、不正防止技術 (Radar および動的な 3D セキュア) の導入によって不正行為やチャージバックを大幅に削減することで、店舗の貴重な時間とコストを削減し、ストレスを低減するとともに、Mr Yum のプラットフォームへの信頼も強化することができました。

Mr Yum の CEO 兼共同創業者である Kim Teo 氏は次のように述べています。「Mr Yum と Stripe は、昨年の驚異的な成長を経験する前から提携関係にありました。スタートアップ企業であった Mr Yum にとって、初日から助言やアイデアを提供してくれる Stripe のようなパートナーは非常に重要でした」
迅速な海外展開を支援する Stripe の協力を受け、Mr Yum はオーストラリアでの成功に続き、イギリスやアメリカなどの海外市場への参入を計画しています。

Teo 氏は次のように述べています。「新しい市場に進出する際、Stripe なら当社の運用上の変更を最小限に抑えてくれると認識しています。1 年で 27 倍の成長を遂げたた当社のように急成長する企業にとって、Stripe はかけがえのない存在です」

今後も続く成長

多くのパブやレストランは、メニューの表示やバーでの注文方法がパンデミック前に戻ると予想していましたが、Mr Yum のデータは、デジタルソリューションの導入が続いていることを示しています。オーストラリア国内の制限が緩和された 2020 年 10 月から 2021 年 1 月までの間に、Mr Yum の前月比の成長率は 46% を記録しました。