Waitrose、Stripe 導入で Rapid サービスを拡大

英国の大手食料品チェーンが 2 時間以内での商品提供サービスを拡大

イギリス有数のスーパーマーケットチェーンの 1 つである Waitrose & Partners は 2018 年 9 月、Waitrose Rapid サービスのパイロットを開始しました。これは、注文から 2 時間以内に食料品を配送するサービスであり、当初は 8 店舗で開始されました。
Waitrose は、イギリスでのロックダウンに伴うオンライン販売の需要の高まりに対応して、4 月*には利用できる配送の時間帯を 3 倍に増やしました。同社はまた、新たに追加した時間帯の 40% 以上を高齢者や社会的弱者の世帯向けに確保することに決めました。

パイロットの決済フローは Stripe Elements を利用して開発され、Waitrose は Rapid サービスを使用した支払い額を確実に増加できました。

優れたコンバージョンエクスペリエンス

Waitrose は、Rapid の決済フローがユーザーにとって非常にわかりやすいものにする必要がありました。Waitrose のチームは Stripe Elements を使用して、Stripe のユーザーベースで行われた数億件もの取引から得られたコンバージョンに関する知識を反映した決済フローを開発しました。

例えば Waitrose Rapid の決済フローは、ユーザーが使用しているデバイスに合わせて表示され、ユーザーのカードのフォーマットに対応したクレジットカード入力画面が自動的に表示され、必要であればモバイルデバイスに数値キーパッドが表示されます。また、Apple Pay や Google Pay などのデジタルウォレットによる支払いへの対応も予定されています。

コンバージョンを損なうことなく不正使用を最小限に抑える

Rapid サービスの拡大に伴い、Waitrose は不正使用の検知のために Stripe Radar を導入しました。正当な顧客の注文処理を滞らせることなく、不正行為の検出と防止を強化するため、Radar は機会学習を使用して、Stripe を利用する世界中の数百万の企業からのデータを学習します。

Waitrose and Partners のデジタルディレクターである Ben Stimson 氏 は次のように述べます。

「当社ではロックダウン措置の実施以降、Rapid 配送サービスを 10 倍に拡大しました。現在、Waitrose の食料品をオンラインで購入できる唯一のサイトとして Waitrose.com を今年後半に提供するための準備段階であり、オンラインサービスを大幅に拡充しているところです。新型コロナウイルスによるこれまでにない需要拡大に対応するため、当社ではこの計画を 6 カ月前倒ししました」

「大手企業セグメントにおける Stripe の経験と、Stripe が採用しているセキュリティ対策のおかげで、当社はオンラインキャパシティの構築を継続しながら、Rapid を迅速に拡大できました。また、お客様が必要なときに飲食品をお届けするために、Rapid が重要な役割を確実に果たすようになりました」

*現在 Waitrose Rapid が利用可能な地域: Barbican、Battersea、 Bayswater、Belgravia、Bloomsbury、Brent Cross、Buckhurst Hill、Canary Wharf、Chiswick、Clapham Junction、Crouch End、Enfield、Finchley Road、Fulham、Harrow Weald、High Holborn、High Street Kensington、Hove; Kingston、Kings Cross、Mill Hill、Monument、Putney、Richmond、South Bank Tower、South Harrow、Stratford、Victoria、Whetstone