課題

BloomNation は従来の生花店と仲買業者のモデルを一変させ、小規模なビジネスがそのデザイン力と季節の花々を扱った商品を顧客に直接紹介できるようにしました。もう、お決まりのフラワーアレンジメントを繰り返すだけではありません。生花店は BloomNation に対し、サブスクリプション料金と、オンラインの場所と顧客ベースの構築ツールの利用料金として売上の数パーセントを支払います。BloomNation は Swigg、Dig-in、Bevv などのブランドとともに、母体となる Promenade Group の一員であり、特定の市場にターゲットを絞って、独立系ビジネスのオーナーが E コマースの世界で成功できるように支援しています。

BloomNation の創業は 2011 年。当初は Balanced Payments を使用してマーケットプレイスの支払いを処理していましたが、同社が 2015 年に操業を停止したため、代わりに急成長を支えてくれるパートナーが必要になりました。エンジニアリングチームは WePay、Braintree なども検討しましたが、他のデベロッパーによる好意的なレビューや速やかな移行の必要性が決め手となって、最終的に Stripe を選びました。

「実に多くの方々から Stripe への移行を勧められたので、Stripe に決めることにためらいはありませんでした」(BloomNation の創業者兼 COO である Gregg Weisstein 氏)。

解決策

BloomNation エンジニアリングチームは小人数ですが、Stripe の導入と運用開始は簡単で、チームは新規の登録生花店の獲得に注力できました。Stripe Connect のアカウント登録を使えば、新規の生花店の決済を円滑かつ即座に承認できます。「アカウント登録用に独自の本人確認機能は構築しませんでした。Stripe の素晴らしい機能を利用できるのですから」(Weisstein 氏)。

BloomNation は生花店のコミュニティーの複雑な事務処理の負担も軽減しています。Stripe Payments を BloomNation 独自のソフトウェアに埋め込むことで、受注、インボイスの送付、返金と不審請求の申請の処理、不正使用による支払いの防止、税金の管理を一元的に行える場所を生花店に提供しているのです。また、Stripe を使用することで、自社の取引の効率化も実現しています。Stripe Billing の利用による、サブスクリプションの支払いの回収です。

BloomNation は現在、Stripe の製品スイートを活用して POS ソリューションの立ち上げと生花店向けのビジネス融資を計画しているところです。

Weisstein 氏は次のように語っています。「今の目標は、実店舗のカードリーダーを生花店に短期間で普及させること。その点で Stripe Capital にはとても期待しています。当社を利用する生花店の皆さんが、他の小規模ビジネスと同じように、融資を活用して、新店舗の開店、スタッフの増員、在庫の拡張など、成長に必要なあらゆる投資を実現できるようになります。」

結果

BloomNation は、オンラインの場所の構築と拡張に必要なツールとテクノロジーを生花店に提供することで、自社のビジネスを高成長モードへと押し上げています。

Stripe は BloomNation とそのユーザーである小規模ビジネスの安定した成長を実現

決済と金融サービスのプラットフォームを Stripe に移行して以来、BloomNation は全米の約 5,000 の都市に商品を届ける 3,500 もの生花店が登録するマーケットプレイスへと成長。BloomNation を利用する生花店も年間 40% の成長を達成しています。

Stripe の柔軟性と簡単なアカウント登録が新規市場への拡張を短期間で実現

BloomNation は特定業種の小規模ビジネスに固有のニーズに対応するツールを作り出すことで、成功を手にしました。このモデルを採り入れて、差別化されたソリューションを開発し、ピザ店、醸造所、酒販店をはじめとする他の業種にもサービスを提供しています。

小規模なビジネス向けの総合的な金融サービススイートの提供に向けてStripe と提携

BloomNation は急成長を遂げている顧客ベースに向けて、実店舗での支払い、事業向け金融サービスなどを加えた、決済と金融サービスを統合したソリューションも構築中で、これはすべて Stripe を通じて行われるものです。

「BloomNation は、POS や、決済と提案のマーケットプレイスなど、小規模ビジネスが必要とするものをすべて取り揃えた『ワンストップショップ』を目指しています。この実現に向けて、Stripe が支援してくれています。こうしたツールを 1 つに統合することで、お客様に提供できる価値も大きなものになるのです」(Weisstein 氏)。