Classlist: Stripe の採用で 124% の増収

Classlist は自社が提供する学校と保護者のコミュニティアプリに、使いやすく信頼できる、スピーディーな決済体験を追加したいと考えました。その目標は、Stripe の利用によって実現しました。それ以降、イベントと抽選会を通じて学校収入の年間平均成長率 (CAGR) は 3 年間で 197% に達し、500 万ポンドの資金調達につながりました。

使用製品

    Connect
    Elements
ヨーロッパ
プラットフォーム

Challenge

Classlist は学校向けのコミュニティ管理プラットフォームです。30 カ国以上で事業を展開しており、50 万人以上の保護者を支援しています。GDPR に準拠した安全な方法で保護者が互いに連絡を取り合い、子供たちの遊びの約束の調整、マーケットプレイスでの学校関連用品の交換などを行う機能があります。また、イベントチケットの購入や、学校への寄付、学校の募金活動を支援するチャリティーくじの購入もできます。

Classlist が登場する前は、学校の募金活動で保護者の有志や教師が集める寄付のほとんどは現金か小切手だったため、ミスが起こりやすく、時間がかかっていました。支払いのチェックが不十分で、残高も管理されていませんでした。

Classlist は複数の決済手段に対応した、導入が簡単で使いやすい決済システムを利用者に提供したいと考えていました。当初はサードパーティーのプラットフォームを利用して決済処理機能を構築しましたが、Classlist にとっても利用者にとっても管理が難しかったため、サポート依頼が殺到し、求めていたようなスムーズなアカウント登録プロセスを実現できていませんでした。

また、高い信頼性でスピーディーかつ簡単に支払いができる優れた顧客体験を備え、PTA と学校の利益拡大につながるソリューションも必要でした。しかし、Classlist の当時のソリューションは、そうしたレベルの顧客体験を必ずしも提供できるものではありませんでした。たとえば、ユーザーは支払いを行うために、別のサードパーティーのウェブサイトにアクセスする必要がありました。

同社はさらに、イギリスとヨーロッパ、アジア、北米での事業拡大に役立つソリューションも求めていました。そのためには、これらの地域の国の利用者に地域固有の幅広い決済手段を提供できる仕組みが必要でした。

解決策

Classlist はそれまでの決済ソリューションから Stripe に乗り換えました。Stripe を選んだのは、学校が支払う手数料が安く、導入をスピーディーに行えることと、決済や返金、ダッシュボードなどの重要な機能をサポートしていて、Classlist が自社でそれらの機能を構築して管理する必要がないことが理由でした。

Classlist の最高技術責任者を務める Yalçin Yavaş 氏は次のように述べています。「技術に精通した人材を雇ったり、Stripe を導入するための専門知識を身につけたりする必要はありません。これまで手作業での対応が必要だったプロセスを自動化でき、決済がシンプルになって成功率が上がります」

Classlist は Stripe の UI コンポーネントである Payment Element を利用したことで高度な技術知識がなくても決済手段の受け付け、入力の検証、エラー処理の機能を導入でき、保護者と学校にさらに多くのメリットをもたらしています。たとえば、Payment Element を利用して Apple PayGoogle Pay、クレジットカード、デビットカードをプラットフォームに導入し、利用者に幅広い決済オプションを提供しています。また、Stripe Mobile Elements も使って、利用者が Classlist のモバイルアプリでもこれらの機能を利用できるようにしています。

さらに、複数の売り手への支払いと入金に対応したソリューションである Stripe Connect も追加で導入したため、Stripe の強力な決済テクノロジーをプラットフォームに簡単に取り入れて資金の流れを管理できるようになりました。学校や保護者にとってさらに価値のあるプラットフォームにするだけでなく、プラットフォームでの決済を収益化することによって、Classlist は新たな収益源を創出できました。

現在、Classlist は Stripe が対応している 135 種類以上の通貨のうち 15 種類を利用しており、世界各国の学校が Classlist で支払いを管理して、わずか数回のクリックで決済手段を追加できるようにしています。

結果

支払いがスピーディーで簡単になり、学校は年間 70 時間以上を節約

Classlist は Stripe を利用して、学校と保護者が IT の専門知識がなくてもすぐに支払いを管理できるソーシャルメディアプラットフォームを提供しています。Connect を利用することで、アカウントは適切に承認され連結されているため、手作業で現金を集める場合と比べて学校の作業時間が 90% 削減されました。

決済体験が向上したことで学校の募金活動の CAGR (年平均成長率) が 197% に

Stripe を利用したことによって、Classlist で保護者が購入する際の手順が簡略化されたため、決済がスピーディーになり、信頼感が増しました。また、電子チャリティーくじも利用できるようになったため、ペーパーレスで環境面にも恩恵をもたらしました。Payment Element を利用し、決済手段を次々と追加したことで、支払いがさらに簡単になりました。サードパーティーの支払いサイトに保護者を誘導するのではなく、Stripe の効率化されたプロセスによって Classlist サイトから離れずに取引を完了できるため、保護者にとって魅力的で満足度の高い体験を提供しています。

Classlist の共同創業者で最高経営責任者を務める Susan Burton 氏は次のように述べています。「Classlist を利用する保護者からも Stripe は好評です。Stripe のおかげで、保護者はあれこれ気を揉まずに支払いができ、学校もこれまでの半分の労力で募金活動の寄付額を 2 倍にできると話しています」

Classlist は Stripe を利用して学校の募金活動を支援しており、総合すると学校が集めた寄付金は総額 5 億ポンドに上ります。この 3 年間のイベントやチャリティーくじによる学校の売上の CAGR は 197% でした。イベント件数の CAGR は 55%、チケットの売上の CAGR は 154% となり、チャリティーくじの売上成長率は前年比で 3 倍でした。

前年比の売上成長率が 124% となり、さらに幅広い地域にリーチ

学校を Connect にアカウント登録する手続きがスピーディーになり、対応する決済手段が増えたことで、Classlist の効率が向上し、成長がさらに後押しされています。また、チケット処理にかかるコストも Stripe の利用によって下がり、イベント開催時に学校が得られる収入が増えるため、さらに多くの利用者を引きつけています。

Classlist は Stripe のメリットを積極的に世間に広めるエバンジェリストとなり、Stripe を 35 カ国の 800 以上の学校に導入しました。それが Classlist の持続的な成長に拍車をかけています。昨年の売上は 124% 拡大しました。

Burton 氏は次のように述べています。「集金は学校が対応しなくてはならない任務の中でも特に大変なことです。当社が新たな国に参入する取り組みを続けているのは、当社自らが Stripe を利用して学校の決済に関する課題を解決しているからです」

シンプルな料金体系

手数料によるわかりやすくシンプルな料金。 初期費用や月額費用の固定費はありません。

簡単に導入開始

わずか 10 分程度で Stripe に登録し利用開始できます