課題

GitHub は、世界中のさまざまな言語を話す開発者コミュニティに対し、柔軟かつシームレスなアカウント登録体験を提供したいと考えていました。一度設定をすれば、GitHub Sponsors のプラットフォームを利用する誰もが簡単にオープンソースプロジェクトの開発者を支援できます。

ソリューション

GitHub Sponsors をすばやく立ち上げ、世界中の開発者に入金するために、GitHub は Stripe Connect を選びました。これにより、現地対応したアカウント登録フローを Stripe ダッシュボードで直接構築して、参加を希望する世界各地のユーザーに対応できるようになりました。立ち上げ以降、GitHub は Connect の海外への入金を利用して、以前は開発者によるサポートがなかった国にも新たに対応できるようになりました。

結果

Stripe Connect は 9 ステップだったアカウント登録プロセスを減らし、所要日数を1 週間から 2 分間に短縮しました。アイデアからわずか 2 カ月で GitHub Sponsors は機能的なプラットフォームになりました。立ち上げ後、GitHub は開発者の待機リストを作成し、その数はインドだけでも 6,000 人に上りました。Stripe が過去 1 年で海外への入金オプションを倍増させたことに伴い、GitHub はブラジル、インドネシア、インドなど要望の多い地域に進出し、オープンソースへの世界的な貢献を促しています。

GitHub Sponsors の商品管理担当ディレクターである Emma Gabriel 氏は次のように述べています。「Stripe のグローバル拡大にほぼ足並みを揃えるかたちで、当社は昨年、新たに 38 の地域に進出し、待機リストの開発者の数を数千人規模で減らすことができました」

Stripe が持つ、グローバル展開を活用

Stripe の決済と資金のグローバルネットワーク (GPTN) により、GitHub Sponsors はプログラムによって迅速かつ確実に、世界中に資金を移動させることができます。すなわち、多様な通貨や国に対応した環境下で開発者から支払いを受け、他の開発者に入金し、残高を管理することができるのです。たとえば、ポーランドの開発者が寄付を受けるために登録をする場合、完全に現地化されたフローが表示されます。すべてのフィールドが母国語であるだけでなく、ポーランドの開発者がポーランドの銀行詳細を入力する際に表示されるなじみのある形式で表示されます。Stripe は、世界の金融ネットワークと 1 つのプラットフォームを繋ぎ合わせることにより、世界中の企業や開発者がネットワークに平等にアクセスし、GitHub などの企業がより多くの資金をよりスピーディーに移動できるように取り組んでいます。