課題
2011年にサービスを提供開始した「くらしのマーケット」は、主に生活関連の出張・訪問サービス産業において、利用者がオンライン上で事業者の比較検討や依頼を行える機能を提供することで急拡大を遂げてきました。
サービス提供事業者には中小事業者や個人事業主も多く、業界全体として現金取引が主流であり、オプションや追加作業により現場で金額が変動することもあります。このため、サービス利用者は事業者に支払うための現金を用意する必要があり、事業者は回収した現金から、後日サービスの利用手数料を「くらしのマーケット」へ支払っていました。
これらの業界特性を踏まえながらも、利用者の支払い手段の拡大や利便性の向上、出店者からの手数料回収における事務負担を軽減することは、大きな課題でした。
ソリューション
複数の決済代行サービスを検討した上で、カード決済を実現するために選んだのが、オンラインマーケットプレイスのための決済インフラである Stripe Connect でした。2020年、くらしのマーケットは Stripe Connect によって、6年越しの検討課題だったカード決済サービスの導入を達成しました。現場での金額変更や、作業代金と手数料の一括入金といった、出張サービスならではのニーズにも対応できる決済インフラこそ、Stripe Connect だったのです。
「ECビジネスにおいて決済は、人体の血流に等しい存在です。止まってしまえばビジネスが終わってしまいます。こうした最も重要な部分に関して、トラブルが起きることもなく、Stripe Connect は安定的に稼働してくれています」
結果
Stripe Connect の導入によって、カード決済率はスムーズに向上していき、利用者の支払い手段を増やした効果が早速あらわれています。また、出店者からも「当日の決済が楽になった」「手数料の支払いに手間をかける必要が無いので助かる」といった喜びの声が挙がっています。さらに、現場のオペレーションに即した Stripe Connect の導入を行ったことで、現場での料金の変動やキャンセル料などイレギュラーケースへの迅速な対応も可能となりました。
グローバルでの実績や信頼はもちろん、日本のビジネスに対する理解や手厚いサポートなど日本市場への強いコミットメントを感じます。Stripeは「もっとも安心できるパートナー」でした